top of page

くろさき茶豆(黒埼茶豆)

About Kurosaki Chamame

昭和初期、小平方地区(現 新潟市西区)の農家の娘が山形県鶴岡市へ嫁ぎ、茶豆の種子を譲り受け、娘の里帰りとともに同地区に持ち込まれました。その後気候・土壌に合うよう改良が重ねられ、さらに、昭和40年代に入ると農協・生産組合・行政による品種改良や採種事業が進みます。各集落へ茶豆の配布が可能となると当時の黒埼村長は、この茶豆を「くろさき茶豆」と命名し、それが今日のブランド名へと引き継がれました。

くろさき茶豆/黒埼茶豆

茶豆は、大豆未成熟品ではなく「えだまめ専用」として生産され7月下旬から8月上旬にかけての出荷となります。サクッと砕ける歯ごたえとともに、優雅な甘味と芳醇な香りが口中に広がり、醸し出される独特の 風味は、えだまめの王様とも言われています。栽培が難しい品種ですが、高い栽培技術で生産されたものは、中生のえだまめでこれほどの味と香りを持つ品種はないと言われるほどで、いまでは県内外の多くの人に愛される、新潟県を代表する特産品のひとつです。

くろさき茶豆の栄養成分

Nutrient Composition

枝豆は、たんぱく質〈11.7 %〉、脂質〈6.2 %〉、炭水化物〈8.8 %〉と成分表では「野菜類」に分類されます。食物繊維は総量 5.0 g/100 g です。

ミネラルでは、カリウム〈590 mg〉、カルシウム〈58 mg〉、マ グネシウム〈62 mg〉、リン〈170 mg〉であり、鉄〈2.7 mg〉、亜鉛〈1.4 mg〉やマンガン〈0.71 mg〉の微量 ミネラルも含まれます。

ビタミン類は、A〈β- カロテン当量で 260 μg〉、ビタミン B 群[B1〈0.31 mg〉、B2〈0.15 mg〉、葉酸 〈320 μg〉、ナイアシン〈1.6 μg〉、ビオチン〈11.1 mg〉]、ビタミン C〈27 mg〉、ビタミン K〈30 mg〉が 含まれます。

野菜としては脂質が約 6 % 含まれ、その脂肪酸組成では、オレイン酸〈1,900 mg〉、リノール酸〈 2,200 mg〉及びオメガ 3 脂肪酸のα- リノレン酸〈520 mg〉が含まれます。

また、植物性タンパクとしては、精白米に少ないリジン〈730 mg〉やスレオニン〈450 mg〉などの 必須アミノ酸含量が高く、動物性たんぱく質(肉・卵類)に近いアミノ酸スコア 92 を示しています。

その他の有用成分としては、大豆イソフラボン、大豆オリゴ糖、γ- アミノ酪酸(GABA)、リン脂質(レシチン)が含まれます。

※〈〉内は可食部 100gあたりの数値

© 2016 NAGAI FARM / KUROSAKI CHAMAME

bottom of page